改善要求その1。


寒さに最近強くなったとは言え、さすがに昨夜は冷えて冷えて。
ガスストーブの温風が温風に感じられないほどだった。
ここ最近のKさんの仕事ぶりに対して、改善要求を正式にせねばならないと思い、一昨日店長のIさんだけを事務所に呼んだ。
実は、前回Kさんが来た時にこんな言われ方をされた。
「うちで借りてる事務所、全然使ってないのに〇〇円払ってるんですよ。ま、それはしょうがないとして」
今の管理会社に吸収される前から、義父の某物件の事務所用賃貸スペースを旧管理会社が借りていた。
理由は、借りてくれる人を見つける事が出来なかったので申し訳ないからというのと、管理している手前、事務所を置こうという事からだった。
そして、実際に数年は資料置き場として、旧管理会社の物が置かれていた。
その後、置く物がかなり減ったので、出来れば家賃を減額してほしいと言われ、置いてる物も少ないのならと、こちらも了承した。
そして、今の管理会社に吸収された時も、それはそのまま引き継がれた。こちらはそう認識しているし、MさんからもIさんからも、このことに関して何も言われた事が無かった。
ところが、Kさんからこう言われたので、私はムカッとした。
多分いきさつなんか何も知らないはず。それにこの言い回しはクライアントに対してあまりにも恩着せがましく、嫌味ったらしく聞こえる。
この某物件が大口の法人退去の影響を受けて、大変な減収に陥っているのだが、この状況で事務所家賃まで無くなったら更に大変だろうから、使ってないけど払ってるんですよ。ま、しょうがないですよね、それはね。こんな状態だしね。
という含みが簡単に読み取れるような言い方だった。
一担当者がわざわざ今になって口にする事ではないと思ったし、会社の人間としてここに来て言うという事は、会社の中で見直しの話が出ているのだろうと、私は受け取った。
それならそれで、そういう嫌な言い方をせず、これこれこうなので・・・と、正規の手続きを踏んで解約届をだしてくれればいい話ではないか?
それに、私の中では「まだ少しは物を置いてある」というところで止まっている。
まったく何も置いてないとかは・・・知らんぞ。
一体どういう態度でいればいいのか、もうわからなくなった。
私の性格だと、こういう変な借りは作りたくないので、解約をこちらからした方がすっきりする。
しかし、減収は痛いのは確かだし、会社からの正式な届が来たわけではないので、今それをこちらから行動に移すのは馬鹿なのか?
もうわからん。とにかくムカムカする。
税理士さんにメールした。客観的なご意見を伺いたかったからだ。
頭に血が上っている状態では、冷静な判断が出来ない。
夜、電話を下さった。
いきさつを全部話し、これはかなり失礼な発言ではないか?と言うと、
「僕でも、もうええわ!って言ってしまうわ」と笑ってらした。
借りることになったいきさつも何も知らないのだろう、まったく個人的な言葉なんだろうと、税理士さんは仰った。
それにしても、その言い回しは確かにムカつくよねえと。
「こちらからは、借りといてくださいよとか、要求はしてないですからね。そうでしょ?〇子さん」
そうです。そんな事は一切ございませんでした!
そういう話をして、少し落ち着いた私に、税理士さんがある事を仰った。
「実はね。僕のクライアントの中に数名、ここに管理を頼んでる人達がいるんですけど、皆さん〇子さんと同じような苦情を言ってますよ」と教えてくださった。
苦情の内容は、連絡が遅い、報告が無い、計算ミスが多い・・・とか。
「オーナーさん達は担当者さんに苦情は言ってるんですよ」
へぇ・・・うちだけがとっちらかってるわけじゃなかったのか。
「そうですよ。〇〇さんとこだけじゃないんですよ」
その苦情が出だしたのは、昨年の秋ごろから。
経理を担当していた女性が辞め、Iさんが新規開拓に回されてKさんにバトンタッチした頃と一致する。
ということは、問題の担当者はKさんだ。やっぱりなぁ・・・。
担当者に苦情を言いだしたのが昨年秋からなら・・・今、2月。
この半年ほどの間に、何も改善されてないことになるではないか。
うちから、また同じような事で苦情を改めて言うってことは・・・。
改善されてたら、うちだって言う必要はない筈だもの。
きっと、店長のIさんに苦情が届いてないんだろう。
Kさんの中で止まってるんだろう。それしか考えられない。
「ちょうど明日Iさんを呼んでるので、改善の要求はするつもりです」と私。
「じゃあ、統括責任者という立場の人が必ずいるはずだから、名前を確認しといてください」
で。
当日。Iさんがやってきた。
改めて自分だけ呼ばれて話があると言われた事で、いつもよりも緊張感が漂っているように見えた。
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