楽しかったです&正解発表☆

朝は雨に降られませんでしたが、午後3時には静岡は雨。
予定していた時間より、早目に切り上げて帰阪しました。
では私が行ったところを御紹介いたします。

世界で一番大好きな作曲家。フレデリック・フランソワ・ショパン。
これは彼の故郷・ポーランドのワルシャワ市から寄贈されたものです。
音楽でも繊細さがわかりますが、容姿もそんな感じですね。

着いたら、丁度チェンバロのデモ演奏が始まるところでした。
鍵盤楽器の中で、私がとっても好きなチェンバロ。
ここにある鍵盤楽器は、大抵のものが17~18世紀に製作されたものです。
そんな楽器をデモ演奏できる係りのお姉さんが、めちゃくちゃ羨ましかったです(笑)

このピアノは左右に3本ずつ蝋燭が立てられる蜀台付き。
ルノワールの絵画に出てきそうですね。

これは「ジラフ・ピアノ」と言うそうです。グランドピアノの胴の部分をそのまま立ち上げた感じ。
初期のアップライトピアノの形だそうです。ハープみたいですね。

大変美しいフォルムのピアノ。わかりにくいのですが、ペダルが4本もついています!
こんなピアノもあったのですね。びっくり。

これは弾いてもOKのピアノでスピネットと言います。
カワイ楽器による複製品。音はチェンバロと同じ音がします。
(バッハ演奏中の家主)

これはとってもとっても小さなピアノ。ポータブルピアノです。
これ、なんと「裁縫台兼用鍵盤楽器」なんですって(笑)
なにかと兼用される楽器は他にもありましたよ。
たとえば・・・

これは「キャビネットピアノ」と言われ、ピアノの下部に物を収納できたそうです。
それからこちらは、鍵盤楽器じゃないのですが・・・

「ステッキ兼用バイオリン」!面白いですね。
スパイ映画なら、さしずめステッキ兼用ピストルってなるところですが(笑)

これもまた美しいフォルムです。
特に鍵盤が素敵!

灯りのせいでこんな色に映ってるのではありません。
白鍵の部分が、モカというか、ミルクコーヒーというか、そういう色なんです。
それをじーっと見てると、チョコレートのかかったエクレアに見えてきて、
「齧りたい・・・」とボソっと言ってしまいました(笑)
夫に「こらこら!」と突っ込まれました。

殆どの鍵盤楽器には、キーの部分にカバーがされていました。
触っちゃいけないんですよね。弾いてみたいのになぁ・・・
見てて思いましたが、昔のピアノ、あるいはチェンバロは、鍵盤が今より小さくて、
長さも短いものが結構あるんだな~って。
このピアノもなんですよ。それが証拠に・・・

私の左手。ピアノを弾くので、普通の人よりは多少は開きますが、
この鍵盤では、下のドから1オクターブ上のソまで届きます。
普通のピアノでは、私は上のレ・・・つまり9度までしか届きません。(これではピアニストにはなれませんが)。
このピアノ、鍵盤が小さいので、こんなに届いてしまうのです。
これなら、私にもリストが弾けたかも?(笑)

これはルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーベンのマスクです。
左が生前のもの。右が死後のもの。顔の痩せ具合がわかりますね。
なんだか、音楽教室で見た絵の顔と比べると、印象が違って見えます。
これにあのモジャモジャヘアを乗せると、絵のような顔になるのかなぁ・・・?

これも素晴らしく美しいフォルムのピアノ。素敵だな~と一目ぼれです。
解説を読むと、これは「プレイエル」というメーカーのもので、1800年代創業。
なんと、大好きなショパンがデビューコンサートで使って以来、生涯このメーカーのピアノを使い続けたらしいです。
繊細な音の表現が可能で、それがショパンの音楽性にマッチしたのでしょう~とのことでした。
どんな音なのだろう・・・ああ、弾きたい。聴きたい!
ただただ欲求不満で指を咥えながら、眺めるのみ。

私が生まれて初めてチェンバロを見た時、音色以外で好きになった部分は、鍵盤の色でした。
ピアノと逆の配色ですよね。
すべてのチェンバロが、そうなってるわけではないのですが、
やはりこの、白鍵→黒鍵に、黒鍵→白鍵に~という配色は、
なんというのかな。私の中ではとても神秘的なのです。
教会学校の朝の礼拝でオルガンを弾いてた時期がありましたが、
その教会のオルガンも、白黒逆の鍵盤でした。
なんとなく、嬉しかったのを覚えています(^^)
そういえば、子供の頃、チェンバロ欲しさに、家のピアノで悪戯を・・・
アップライトピアノだったのですが、胴体のカバーを外して、
弦を叩くハンマーという部分に、短く切った針金を、
88鍵分、全部セロテープで貼り付けました。
ハンマーにはフェルトが貼ってあるので、セロテープで貼っても落ち易いのですが(笑)
そうやって弾くと、音が鳴った瞬間だけ、チェンバロのような金属的な音になるのです。
家庭科の宿題で編み物をしていた時、
あまりに嫌気がさして、ピアノを弾いていたのですが、
それもつまらなくなり、ピアノの分解に取り掛かりました。
その際、弦を直接編み棒でハープのように鳴らしてみると、
なんと、チェンバロみたいな音になるじゃないですか。
その編み棒は金属の編み棒だったので、
そこで、ハタ!と、思いついたのです。針金貼ったらどう?って。
当然、弾いてる間に針金はポロポロ落ちるのですが。
年に一度いらっしゃる調律師さんが、いつも怪訝な顔をして帰られました。
「どうして、下に針金が落っこちてるんだろう・・・?」
12歳の頃の懐かしい悪戯です(笑)

美しい絵画がいっぱい散りばめられています。
このチェンバロ。見事なチェンバロです。芸術品です。
宮廷のサロンで使われていそうな感じですね。

これは昔懐かしい足踏みオルガン。
でも、かなり昔の物なので、私が子供の頃使ってたオルガンより、
ペダルが大きくて重くて、なかなか上手に音を繋げて弾けませんでした(笑)
小節ごとに、ちょっと間が空いてしまいました。
空気を送り込むのに、タイムラグが出来ちゃうのでしょうね。
でも、そのふわ~っとした間が、それはそれでいい味だと思います。
童謡の譜面が3曲置いてあったので、全部弾いてみました。
かなりいい加減な姿勢で弾いてるので、手の形がだらしないですね(笑)
子供の頃、こんな形になったら、すかさず先生がものさしで叩きましたよ。
小さくなって角の取れた消しゴムを、手の甲に乗せられて、
それが落ちても叩かれました。
「玉子が入るような形」。これが基本なのです。

さて。私がここで一番びっくりした鍵盤楽器がコレ!
これ、どうなってるんでしょ?説明文が無かったんです。
ただ、昭和13年に横浜で作られた純正調オルガンとだけ・・・
黒鍵の下に、なぜか短い白い黒鍵(これも変な言い方ですが)が・・・
しかも、黒鍵と黒鍵の間にも、まだ黒鍵!
半音のまた半音ってこと?一体どうやって弾くのでしょう???
どういう調になってるのでしょう???
不思議やら面白いやら、すごく興奮して、オルガンの周りをうろうろうろうろ・・・(笑)
ブラックチョコにホワイトチョコがくっついてるよ~!
、、、また食べ物に見えてしまいました、あはは~。

これはお琴の試し弾き。「さくら」を弾いてるところです。
譜面があって、弦の横に番号が振ってあるので、その番号通り弾けばいいだけです。
子供の頃、お琴を習いたいと言ったら、
亡父に「指先をいためてピアノが弾けなくなるからダメ」と反対されました。
そういえば、「バレエを習いたい」と言い出した時も、
「二兎を追う者一兎も得ず」と言われて断念。
結局ピアノも9年やって辞めちゃいましたがね~とほほ~。
ここには、勿論、鍵盤楽器以外の楽器も山のように展示されています。
でも、私がピアノを弾いてるせいか、他の楽器よりどうしても鍵盤楽器中心になってしまいました(笑)
というところで、このくらいにしておきましょう!
そうそう。ショパンが愛用したというピアノがありましたが、
このピアノで弾いたCDと、芸術品のようなチェンバロがありましたが、
このチェンバロで弾いたCDが売られていたので、買いました。
どうしても音が聴いてみたかったので。
ということで、もうお解かりですね?
クイズの正解は、 「楽器博物館へ行く」 でした!
ズバリ正解の方は、5名いらっしゃいました。
うさぎさん・チビ君ママさん・ことりさん・ぴあのさん・ねじっこさんです。
では。留守番に来てくれた母に、抽選してもらいました。
その様子を動画で確認してくださいね。
(夫が撮りましたが、カメラの扱いがわからなくてへんな会話が入ってます・笑)
当選された2名の方~!おめでとうございます

ささやかですが、近日中にお土産をお送りいたします。
えーっと、1名の方は、まだ御住所や連絡先等を教えていただいていないので、
メールにて、御連絡くださいね。
確認次第、こちらからまたメールをさせていただきますので(^^)
抽選に外れた3名様。ごめんなさい。
でも、ズバリ「楽器博物館」とお答えくださったので、
本当に粗品程度になりますが、ちょびっとお送りさせていただきます。
クイズに参加してくださった皆様。
本当にありがとうございました。
またの機会がありましたら、ぜひ参加してくださいね(^-^)
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