きょときょと。

今日は予約しないで、見舞いだけ行ってきた。
先生のお話を聞きたい時は、予約が必要なんだけど、まだ丸2日しか経っていないから、あまり変わらないだろうと思い、様子だけ見に病院へ。
昨日はさすがに静かに寝るばかりだったが、今日は横になりながらも、目はしっかりしていて、表情も落ち着いていた。
ただ、時折むくっと起き上がって、きょときょと辺りを見回し、トイレの中を覗き込み、「ここ、どこだっけ?」って言いたげな顔。
家に帰っても同じような事になるのかなあ。
それから、また横になって、私の方を見たりウトウトしたり。
扉越しに話しかけていると、馴染みの副看護師長Sさんが「開けましょう」と部屋に入ってこられた。
多分、1年以上お顔を見てなかったSさん。
開けてもらったので、手を入れてカラーの隙間から顎の下をかいてやった。
暫くそうしてると、徐々に目を閉じ始めて、ちょっと気持ちよさそうな顔に。
Sさんの話だと、ライスは病院でもとても落ち着いていて穏やかだとか。
入院中のストレスが一番良くないので、その点はライスは安心できるそう。
「比較的順調にいってると思いますよ」とのことで、ほっとした。
今回の事は、手術当日に院長先生とお話している最中にもまだ迷っていたことや、それでも今やらないとどうなるかわからないと思ったり、こういうことは最後になるだろうと踏み切った事等をSさんに言った。
「これは本当に取って良かったと思います」
Sさんにはっきりそう言われて、選択は間違ってなかったと思えて、少しほっとした。
結果はまだまだわからないし、「アレが一体どういう物なのか」だが。
ライスにとって今回の手術が「ライスの為」になることを願うのみ。
30分ほどいたけど、そろそろ行かねばと立ち上がると、「もっと居てもいいんですよ」とSさん。
次の用事があるのでまた明日も来ます。
「そっか~」と、私が忙しい人間だということを思い出されて苦笑い。
もっと長く居る親御さんもたくさんいるけど、私はいつもバタバタだ。
でも、これまでもそうだったけど、いつも皆さん本当に良くしてくださる。
だから、私が少しの面会しか出来なくても大丈夫だと思える。
何より、今日の表情は昨日よりもずっとずっとしっかりしていた。
なので、私も安心して次の用事へ向かうことが出来たのだった。
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