救助される。

網戸越しに撮ったので、少し紗がかかったように見えますが、最近食べに来る野良猫の1号ちゃんです。
茶白の兄弟で、2号ちゃんと一緒によく我が家へやってきます。
近くの古いアパートの住人のおじさんが野良猫をたくさん世話していて・・・
という話は以前書いたと思います。
昨日の朝、庭に出ると、このアパートのベランダに茶白の猫がいました。
遠くからだと1号か2号か判別つきませんでした。
でも、うちに食べに来たのは2号で、1号は姿が見えず。
なので、「あれは1号だったんだな」と思ったのですが、夕方になっても同じ場所にいるのを目撃していた私。
そのうち降りるんだろうと思ってたのですけど、今朝になっても状況は変わっていませんでした。
これはおかしい・・・
呼びかけるとベランダでうろうろし始め、どうやら降りようとしてるけど勇気が出ない様子。
猫の敏捷さなら、決して降りられない場所でもなく、ベランダの下には短いけど庇も出ていて、実際ここから庇を伝って下に降りていく猫を見たこともありました。
でも、どうやら1号ちゃんはその勇気がないようで・・・
登ったはいいけど降りられない猫あるあるだな、これ。
寝ている夫を起こし、近くまで行ってもらいましたが、それでは降りてこず。
このアパートは同じ村の人の所有物なので、そこに行って中に入れないか訊いてみたら?と言ったけど、お留守だった模様。
ん~ってことで、うちのハシゴをベランダまで伸ばして、夫が登って話しかけていました。
1号ちゃんも2号ちゃんも、夫にベタベタに甘えるようになっているもので、適任だと思ったのです。
1号ちゃんは反対側に行ったり、何度か柵の間から体を乗り出して足場を探す様子があったのですけど、どこも今ひとつ安心して飛び降りる気にならないようでした。
そうこうして1時間近く経ったかなあ。
この建物のすぐ後ろにある同じアパートの別棟の2階のベランダに男性が登場!
「あ、人が来た!」と夫に塀越しに伝え、その人に事情を話して・・・
すると、その人が「僕が行きましょうか」と、パジャマから部屋着に着替えて軍手もして、ハシゴを登って柵を跨ぎ、1号ちゃんに近づきました。
私はもう部屋の中から「頑張れ、大丈夫1号ちゃん!」と励ますのみ。
逃げたくても降りられない1号ちゃんは、この写真に写っている場所で男性に保護され、抱っこされたものの暴れたので逃げられ、でも、そのまま何とか飛び降りて走り去ったとのことでした。
ああ、やれやれ。良かったなあ。
親切な住人さんが気付いて出てきてくれて良かった。
同じアパートの人だから別棟のベランダに入れたものの、赤の他人の私たちがやったらまったくもって「不法侵入」ですもんね。
オーナーさんお留守だったし。
ちなみに、1号ちゃんがいたこの建物は誰も住んでおらず、誰かに声をかけて開けてもらうことも出来ないのでした。
すぐに夫にビール等々、心ばかりのお礼を持って行かせましたが、もう登っちゃだめだよ、1号ちゃん。
丸1日降りられなかったんだから。
雨とか降ってなくて良かったねえ。寒かっただろうけど。
歯を磨きながら窓越しに事態を見守っていたせいか・・・
後で見ると、部屋の窓ガラスに歯磨きの痕跡があちこち飛んでおりました。
窓掃除、速攻でやりましたとも(笑)
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