跳べ!ヤムヤム!

19日に夫に抱っこされるヤムヤム。
失明してから2週間ほどの間に、色んな事がありました。
アンヨが動きにくくなったり、認知症らしき行動が出たり、あれよあれよという間に寝たきりになったり。
今朝5時半過ぎ、ヤムヤムは21歳1か月25日の長い猫生を終え、天国へ飛び立ちました。
寝たきりになってから、一生懸命自転車を漕ぐような、走っているような動きを亡くなる前々日まで続けていたヤムヤム。
ちょっと長い助走でしたから、思いきりジャンプして天国へ行ったのだと思います。
なんてたって、脚力抜群の子でしたから。
21年前の夏の雨の夜に、チャチャと共に夫に保護された時は生後10日ほど。
あれから21年なんて、アッと言うまで、一杯思い出があるのに、一杯あり過ぎてすっきり思い出せません。
サン・チョボ家で一番のご長寿になったヤムヤム。
まあ、マイペースで、怒られてもキョトンとしたまま「フワ~?」と鳴いて、クリクリした目でこちらを見たり。
名前を呼ばれるとお尻を上げて「フワ~ン」と返事をしたり。
撫でられると嬉しくて、条件反射で涎ポタポタ。
ヴィダル・サスーンのシャンプーの香りがなぜかお気に入りで、お風呂から上がったばかりの私の髪を噛み噛みキュキュ~っとしてくれて、折角洗ったのに涎べたべた・・・
三角蹴りが得意で、隠居にいる頃はチャチャと一緒にガラス扉の桟によくジャンプして蹴り飛ばして着地してました。
結構煩かったなぁ。ガラス、割れるかと思った~~。
とにかく活発。気力体力も充実して、大きな病気は老齢になるまで無し。
一番苦労したのは便秘でした。
ネックリージョンも1本だけの処置。
肛門膿炎は数回あったっけなあ。
腎不全は15年4月に発覚。
あとは膵炎、網膜剥離による失明、認知症、寝たきり・・・と、今月に入ってから亡くなるまでの間に、バタバタと重なった感じです。
あ、入院も2度あったか。
20歳になる前と、21歳になる前と。でも乗り越えました。
腎臓の数値も、退院後よく下がってくれて、あのまま悪化の一途を辿るのでは?と不安だったのを払しょくしてくれた。
大したもんです。20歳で復活劇を遂げるなんて。
14歳の時には獣医師さんからアンヨの筋肉量が物凄い!とびっくりされたこともありましたが、こういった恵まれた体力も色々乗り越えてこられた理由だと思います。
寝たきりになって1週間目。
ただただ、静かに過ごしていましたが、最期は本当に静かでした。
にゃんこのばあやさんがコメントを下さった通り、眠りにつくまで静かで長い時間を要しましたけど、自然に召されるとはこういう感じなのかと、初めてこういう最期を見たので、何もせずに見守って送りだすことも大事なことだなと思いました。
ただ、ヤムヤムの場合、あんずのように腎不全の末期の末期まで至っていなかったお蔭もあって、このような最期になったと思います。
食べられなくなり、動けなくなり、水を含ませることも出来なかったのですが、これは彼女が「もうこういう状態だから」と教えてくれたのですね。
ありのままに亡くなるというのを見たような気がして、本当にお疲れ様という気持ちと同時に、立派でした!と褒めてやりたいです。
これで、茶団子全員、天国に行きました。
向こうでの猫団子、きっとあんずとチャチャも喜んでいることでしょう。
何年ぶりでしょう、一緒になるのって。
私にとって、ヤムヤムを始め、あんず、チャチャの茶団子は、また特別な思いがあります。
本当の兄妹のように子供の頃から仲良く育った子達。
色柄も偶然一緒で、知らない人が見たら絶対みんな血が繋がってるって思いますもんね。
赤ちゃんで保護した飲茶姉妹。
ミルクをやったり下の世話をしたり、初めての事を体験させてくれた姉妹。
そんな飲茶姉妹を妹のように可愛がっていたあんず兄。
本当に仲良くて、いつまでも見ていたい3にゃんでした。
ヤムヤム、一杯思い出がありますが、また折りに触れ書いていけたらなと思います。
サンディが亡くなった時、一つの時代が終わったと思いました。
ヤムヤムが亡くなった今日、二つめの時代が終わったと感じます。
残ったのはグレとライス。
母屋に引っ越してきた時は7匹居たのが、10年ほどで2匹になりました。
寂しくなりました。
しかし、これまで何かと介護続きだったせいもあって、グレやライスをあまり構ってやれてこなかったのも事実。
これから時間を取って、沢山遊んであげるようにしましょう。
今日は午前中の内に病院へ色々お返しに行き、院長先生にもご報告をして、棺を貰ってきます。
花も買って綺麗に棺に収まってもらって。
葬儀はまだ電話してませんが、木曜にしたいと思っています。
明日は・・・ん~・・・急だな・・・少しお別れの時間が欲しいなってことで。
今まで長い長い間、ヤムヤムを可愛がって、心配も応援もしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
ヤムヤムは充実した猫生を、沢山の家族と共に存分に楽しんで過ごしてきました。
なので、拍手で送りだしてやってください。
これまで色々お世話になりましたこと、心よりお礼申し上げます。


ともに12歳の誕生日の写真。
スポンサーサイト