あちこち唸る。

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元は義父がインテリア代わりに買ったポーランド製ピアノ「レグニカ」。
のちに私が半額で買い取って、以後愛用していますが、今日は年1の調律でございました。

最初に来られた女性から変わって男性の調律師さんになって2回目。
昨年も面白い話を聞かせてもらいましたが、今回も「調律師あるある」みたいな話があって面白かったです。

ピアノそのものは「結構古いんじゃないですか?」と訊かれたけれど、何年製かはさっぱりわからないのです。
レグニカ自体が日本に数台しか入ってきてないらしいこと、某メーカーの社長さんのブログでは「商売をしていて初めてレグニカの中古が入ってきて相当珍しい」と書かれてあったこと、使われている部品が「レンナー製なので比較的新しい製品」という記述があった程度で、じゃあ比較的新しいとはどの程度か?はまったくわからないまま。

調律師さんも「このピアノはここで初めて出会いましたが、それ以降も見た事ありませんよ」とのこと。

ところで、ピアノのタッチ・・・鍵盤が重い、軽いの話はあちこちで聞くのですが、このピアノは比較的軽いほうだとのこと。
じゃあ、重い鍵盤のピアノで弾くと指が負けるんだろうか・・・重い鍵盤ってどんな程度なんだろうか?
子供の頃のカワイピアノはしっかりしたタッチだったけど、特に重いと感じることもなく弾いてました。
多分今よりも私の指がしっかりしていたので、重くても気にならなかったんだろうし、先生のピアノは象牙の鍵盤で少々重いと思ったけど、それも弾いてました。
でも、ブランク30年以上経ってからの独学再開において、指の衰えはひしひしと感じてますし、他のピアノを弾くことが出来るのだろうか?と疑問に思ったので、重さ軽さについて質問してみました。

答えは「重くするというよりは、わざわざ弾きにくくするということで、それで練習しても上手くなりません」とのことでした。

「例えて言うと、切れない包丁で料理を頑張ると、切れる包丁でやった時に上手に出来る・・・みたいな言い方するんですが、それと同じです」

あえてやりにくい道具で練習すると、ちゃんとした道具の時にサクサク出来るということなんでしょうが、弾きにくくなった鍵盤で練習しても、本当にちゃんと弾けているのかどうか確認出来なくなるので、上達以前の問題になるらしい。

ふむ。なるほど。

「一度サンプル作ってみましょうか?」と言われたので、一部分だけ重くしてもらいました。
で、弾き比べてみると、重い・・・というより粘る。粘りつくような感じで戻りが遅い。
これで早いスケールを練習しても、自分の指の速さに鍵盤の動きが付いて来られなければ意味がない。

「本来、弾きやすく作ってあるのが正解なので」

あえてこういう注文をする人がピアノ教師にとても多いそうですが、間違っているというのが調律師さんの意見でした。
これだったら、鍵盤をどうにかするよりは、自分の指に直接負荷をかけて練習する方がマシなのかもね。
大リーグ養成ギプス的な?(笑)

でも、一応こうやって疑問に答えてもらえて良かったです。

ところで、このピアノの調律で一番苦労されてたのが、「一本唸り」という現象だそうで。
どこもかしこも唸るのだそうです。
1本しか張られてない弦でうわんうわんと唸る。
普通に弾いてる分にはあまり気にならない(私はそんなに気付いてなかったし)けど、調律の仕事としては見過ごせませんから、それのバランスを取るのが大変だとのことでした。
で、「結構古いピアノじゃないか?」と訊かれたわけです。

ま、あと10年くらいはもつらしいので、家を建て替えることになった時には自分で選んだピアノを置く予定。
でも、これは珍しいので処分はしませんよ。
弦総張り替えって手もありますが。
私は最後はグランドが欲しいです!
フルコンとベビグラの間くらいのサイズの・・・。

その日までせっせとへそくるのだ。


さて、今年の「調律師あるある」。

❶約束した日に在宅してないお客さん。何度もキャンセルされた挙句に行ってみたら、門に張り紙があって「朝8時半の約束なのに来ないので出かける」と書いてあった。でも、前日確認した時は9時半という話。後日再度伺って家に入ったらカレンダーに9時半って書いてあるやんか!何度もキャンセルする人なのでブラックリスト入り。


❷補聴器をつけたお婆ちゃんから「補聴器をつけてると、ピアノの音が綺麗に聴こえないので何とかしてほしい」と言われて伺った。補聴器を外して聴いてもらったら「綺麗に聴こえるわ」と言われた。「ピアノ弾く時は補聴器外してくださいね」と言って終わった。


❸「娘がドの音が半音狂っていると言ってる」とお母さんから連絡があって伺った。
「娘は絶対音感を持ってるので」とお母さんが言うので、調律師さんがドレミファソラシドを弾いて、次にレの音を弾いて「何の音ですか?」と訊くと「ド」と答えたとのこと。どこが絶対音感やねーん!


❹床暖房を全面にしている部屋にピアノを直接置いているお客さんが居て、暖房が必要な時期に入ると、一気にピアノのピッチがマイナス7まで狂ってしまう。ピアノの下に断熱材を敷いてほしいと言っても絶対聞き入れてくれないとのこと。


他にもいろいろあったけど、調律師さんって大変な仕事なんだなと改めて思いました。
お客さん、特にピアノ教師という職種の人は変わった人が多いそうです。

我が家の後は、キャンセルが多いお客さんの所へ回るとかで、「このまま帰りたいわ~」と苦笑いされてました。

さて、ピアノはすっきり音も整い、唸りもバランスを取ってくれたので、響きが美しくなりました。
明日からまた頑張ろ。

ところで、今も漏水工事続行中。
今、猫座敷の奥のトイレで漏水が見つかり、パイプを繋ぐ工事をしています。
これで解決すればいいんだけど。50年以上前のパイプらしく、そりゃ漏れてくるわよねぇ(--)







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Author:家主です。
家猫6匹+庭猫5匹の母業にいそしむ猫バカです。愛玩動物飼養管理士1級です。でも 落ちこぼれなので あんまり質問しないでね(笑)
関西在住。趣味はピアノ(ショパン大好き!)歌うこと・旅行・食べること!
でも、キュウリとアンコは嫌いです(笑)
好きなピアニストは クリスティアン・ツィメルマンとマウリツィオ・ポリーニ。こんな私ですがよろしくお願いいたします☆

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