ホジホジ。

(2014年5月。あんずとチャチャに挟まれて)
火曜日の診察で、そろそろ出てもいい頃だなぁ~というお宝がレントゲンに写っていたリオ。
先生の許可を貰い、ヤムに貰っている下剤を2日連続で投与した結果、昨夜遅くに一度踏ん張り、今日の日中に3度踏ん張り、都合4度の踏ん張りで私の小指の先ほどのお宝がコロンと出ました。
でも、それっきり。
おまけに踏ん張るたびにえづくので、ご飯をあげるタイミングが全く無し。
困ったなぁ・・・と思い、先生に電話で相談した結果、「摘便か浣腸か」という話になり、急遽夕方に連れて行きました。
予約なしなので1時間ほど待ち、診察開始。
状況を詳しくお伝えしたところ、「指が届く範囲での、腫瘍の影響も検査する」ということで、リオにとっては初めてのお尻ホジホジと相成ったのでした。
「出来るかなぁ、結構こういうのってみんな嫌がるんで」と言われていたのですが、結果・・・
「結構素直にきちんとさせてくれましたよ。頑張った頑張った」
お腹にあったお宝はほぼ摘便完了。
量的には「急いで摘便するほどの量ではないのと、硬くはないので、本来なら普通に出るはず」だそうです。
でも、4度きばっても小指の先程の大きさで終わってしまったことと、検査の結果、腫瘍が圧迫していることもなかったので、自力で気張る事が出来なくなっているのだろうとの判断でした。
それと、今の下剤は「蠕動運動を誘発する」タイプのものなので、本来ならそれで腸が動いて自分で気張ってすっきりということろですが、リオは肝心の自力ですっきりが難しいため、使うのはよくないという事になりました。
で、今後は診察の度に触診で溜まり具合を見て、必要になった段階で、ホジホジをすることになりました。
その方がいいそうです。
食べさせても、気張る状況がなくならないとゲロッパに繋がるだけなのでどうしたものかと思っていましたが、これでとりあえずは「気にせずご飯はあげてください」と言われてほっとしました。
今まで看病してきた子で、病気の末期状態の子で自力で出せなかった子は居なかったので、リオの体力の低下は想像以上なのだなあ・・・と思いました。
でも、嫌がらずにちゃんと検査を受けてくれてほんと助かった。
どこまで頑張るんだろう、リオ。
彼女の底力に今日も頭が下がる思いでした。
☆家族だから。
行きのタクシーの運転手さん、自宅で猫と暮らしてらして、その子が足に血栓ができて暫く歩けなかったため、散歩コースを抱っこして歩いていたという話をされてました。
今はもう回復して、時々散歩に行っているそうですが、リオが癌だと知ると「家族ですから、大事にされてくださいね。これはね、一緒に暮らした人にしかこの気持ちは絶対わからないからね」と言われました。
降りる時も「お大事にね」と気遣ってくれました。
私、あんずの介護をきっかけに、通院をすべてタクシーに切り替えて4年目になりますが、数えきれない回数を乗ってきたタクシーで、心配してくれる運転手さんの割合が凄く多い事に気づきました。
何も言わない運転手さんの方が少ない。
そういうわけで、今日も優しい運転手さんに応援されたリオなのでした。感謝。
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