緊張のない環境を。

(2011年のリオ。隅に写っているのはあんず)
前回の検査から8か目。
夜、病院にリオを連れて行きました。
この間に、食べた直後に全部戻したことが2度。
全体の食事量は益々減らさざるを得ない状況になってきています。
しかし、それでも、ご飯の前にはトイレに入り、用が済むと、まず爪研ぎ。
それから給餌を開始します。
体重は更に減っていました。
もう書くのも気が引けるほど。
副院長先生に食べることが難しくなってきたとお伝えすると、かなり体重が減っているせいもあって、「どうしたものかなぁ。。。」と。
水も自分から飲めません。
飲もうと思って器に顔を近づけるので、観察していると、ただ顎が水に浸かっているだけだったり、もしくはペロペロしているのだけど、舌が全然出ていない。
唇だけでぺちゃぺちゃしているような状態です。
こうなってくると・・・です、今までの経験上。
先生から「チューブでご飯をとる方法」を提案されました。
鼻から管を通して・・・ってやつです。
う~~ん・・・。
メリットは、すんなり食べられること。
強制給餌と違って、早くすむでしょうね。
それと、必要と思われる量を簡単にお腹に入れてあげることが多分可能なのかと。
ただ、私にはデメリットの方が心配。
チューブを固定し、更にエリザベスカラーを装着して過ごさねばならないこと。
そうなると、彼女の唯一の隠れ場所でのんびりできる私のベッドの下に、潜り込む事が不可能に。
それと、もし、ゲロッパが起こった際、外れてしまう事がないわけではないとのこと。
それと、食べる行為そのものが楽になっても、問題は、食べることそのものを受け付けない状態の場合、どんなやり方でご飯をあげても、しんどいだけなのでは?と。
これが、「食べられないのは今だけです!」とか「この状態だから食べられないのであって、これを乗り越えたら完治します!」とかなら、勿論きっとトライしたのですけどねぇ。
結構給餌をさせてくれていた子が、どんどん食が細くなる・・・食べることそのものを嫌がる、食べた後全部吐いてしまう事が出てきたとなると・・・。
お腹に入ってくること自体を体が拒みだしているのだとしたら、口からであっても鼻からであっても、同じ事だと思ったわけです。
早く済む、きちんとした量をお腹に入れられるというメリットがあっても、その後がどうなのか?です。
気持ち悪くなって戻してしまうのなら、意味がない。
それと、戻す力も実は最近無くなってきています。
あれこれ装着した上に、戻すのもしんどいとなると、苦痛しか残らないのでは?。
何も付けていない今のままなら、リオはまだ自由に動けますから(動く範囲は知れていますが)、しんどい時は自分が気に入っている場所に潜って休めますしね。
戻すのだって、カラーが邪魔だとか、管があって余計にしんどいとかは無い方がまだいいと思いました。
この件はとりあえず、今はパスという方向で。
量が減ったとは言え、まだ自分の口から食べられる。
その自然の姿のまま、好きな場所へ移動しやすく、隠れやすく、休みやすい、緊張のない環境をできるだけ続けてあげたい。
今はそれを一番に思っています。
点滴は、100ccずつにして週2回を3回に増やして、トータル300ccは変わらず・・・というやり方でOKを貰いました。
今のリオの体重だと、一気に150cc入れると重そうで。
点滴の量としては、150cc入れても多すぎる事はないそうなのですが。
やっぱりこまめにした方が水分不足を感じなくなるようなので、その辺は先生も了解してくださいました。
今日は採血無し。
あまりに痩せてきたし、前回数値的には、貧血以外問題なかったので、今日あえて検査しなくてもいいだろうとの判断です。
ただ、貧血が進んできている事は事実だし、粘膜も少し白っぽくなってきていますので、鉄剤のサプリは飲ませていますが、「これも気休めかもしれませんが」と、今日は注射を打ってくださいました。
腎臓の病気が原因で貧血になる子に適した注射なのですって。
なので、原因がリオの場合は違うため、効果があるかどうかはわかりませんが、それでも試せるものは試してみましょうとのことで。
今出来ることはそれくらいしかないんですよね。
これで、少しでも体のしんどさが軽くなってくれますように!
あと、少しでも食べて、それを戻したりしませんように。
次は来週火曜日夜。
次回は血液検査をする予定です。
今日もよく頑張ったね。
最終のご飯が終わったら、ゆっくり休んでね。
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