猫が選択する時。


洗濯をするかどうか、非常に迷ってしまうではないですか。
この前なんて、「晴れた、よし!」と思って干したら、夕方前から雨・・・乾ききらない洗濯物を抱えて、ああ、まったくもう・・・でございましたわ。
さて。今日は夫は通院のため、一人でマンションの掃除に行ってきたのですが、建物周辺の掃き掃除を始めた途端、猫社長さんが到着されて、「ちょっといいですか?」と声を掛けられました。
パイプ取り換えの工事が徐々に進んでいますので、進捗状況の話かな?と思ったら違いまして。
猫社長さんと呼ぶ理由は、以前から何度も書いていますが、私と同じような猫の世話をずっとされている猫仲間さんでもあるからなんですが、写真の白田君が生後6か月の頃、猫社長さんが庭で面倒見ている居候家族の子猫も一緒に病院に行った事があって、その時の男の子ちゃんが、11月末から行方不明になっているので、どうしたものかという相談でした。
お母さん猫はいつも食べに来ているそうですが、その男の子ちゃんだけが来なくなったんだとか。
猫社長さんの奥様と、実のお姉様は無類の猫好きで、世話に関して猫社長さんに不備があると大層叱られる事も多いそうなのですが(^^;)
当然のことながら、居なくなってから大層胸を痛めて心配されているそうです。
近所に聞いて回ったり、色々調べられたそうですが、事故や不審な出来事もなく、性格がとても良い子なので、誰かに保護されて飼われている可能性もあるんだけど・・・とのことでした。
白田君と同じ日に一緒に病院に行って手術を受けているので、年齢も多分一緒でしょう。今年4歳になるんだろうと思います。
で、うちの今の状況を猫社長さんにお話ししました。
白田君と月乃も昨年晩秋頃から、敷地外で生活を始めた事。
理由は、月乃は茶太郎やグレコと折り合いが悪くなり、安心していられなくなったため。
しかし、白田君は、誰とも仲良くしてるのに出て行った事。
だから、猫社長さんの男の子ちゃんと同じく、理由がわからないままなのですね。
幸い、白田君は食事はきちんと来てますから、状態はほぼ毎日把握できています。
猫社長さんの所は食べにも来ないので、そりゃ心配になるのも当然です。
ところで、なぜ出て行ったのか?自分の意思で来なくなった理由があるのだとしたらですが、それはこちらが考えても100%解るものじゃないという話をしました。
調べるだけ調べても手掛かりがないとしたら、「居なくなった=不幸があったとは考えない方が良い」という事です。
この21年間の間に、私は相当な数の猫と出会い、見送ってきましたが、その中には自分から居なくなった子もいました。
数か月してひょっこり戻ってきた子も居ましたし、そのままの子も居ました。
一生懸命探したりするのですが、見つからない場合もありました。
しかし、ある所でご飯を貰っている姿を偶然見つけて、あれ!こんな所で!とびっくりさせられたことも。
うちの庭に居たら、安全・安心・快適なはずなのに、なぜにあえてこういう行動に出たのか?と。
こればかりは、こちらが考える安全・安心・快適以外の所で、もっと何か・・・仲が悪くなって居られなくなったという事もなかったので、他に何かもっと・・・ん~~これはもう・・・多分・・・野生の目覚め?に近い何かがあるのかもと思いました。
あれやこれや世話を焼いて、幸せだろう、安心だろうと思えることは全部やったつもりですが、他にもそういう場所が見つかって、どっちで暮らすか心の声に従った結果、よそで暮らす事になった場合も、当然あったのだろうと思います。
逆に、佐助のように生まれてから亡くなるまで14年11か月を庭で暮らし続けた子も居ますし。
それぞれが何をどう感じ、何を求めているのかなんて、実際こちらには判り切らないものなんだろうな~~。
ただ、人間の想像できる範囲の中で、出来ることを精いっぱいやってあげてるだけ。
それが猫にとって、良いのかそれほどではないのかは・・・まさしく猫のみぞ知るなんでしょう。
猫社長さんとこの男の子ちゃんが居なくなった理由が特定出来ない、白田君も拠点を他に移した理由が特定出来ない。
ベッドもあるのに、なんでわざわざ寒い夜を外で過ごす生活を選んだのか?
「こちらにはわからない事が多いんですよ。こっちが良いと思ってても、それ以上に、それ以外に何か求めていきたくなったものがあるのかもしれませんから。気長に名前を呼び続けてご飯はいつでも食べられるようにして待つ。うちもそうして数か月後に来た子が居ましたから」とお話しました。
奥様が随分落ち込んでいらっしゃるようなので、猫社長さんもお辛いのでしょう。
家族で可愛がっていらしたんですものねぇ。。。
私も、白田君達がもっと小さい頃、数日居なかったら、そりゃいてもたってもいられませんでしたもの。
でも、もう立派な大人猫。
彼らが選択したことは、私には変えようがないのです。
猫社長さんとこの男の子ちゃんも、きっと悪い事が起こったのではなく、独立したくなったのだと私は考えています。
だって何かがあったという情報も聞き込みでは何1つ得られなかったと言うのですから。
ただ、こう・・・少しだけ前向き?良いように考えられるようになったのは、理由があります。
最近見かけない・・・と思った子が1年ぶりに元気にやってきたことがあったり(野良さんですけど)、庭猫のうちの1匹が数か月ぶりに元気にやってきた事もあったりした、それ以外に・・・
居なくなった=何が悪い事があったというより、どこかで元気にしている可能性も半分以上あるという事。
確実に亡くなったとかを知った場合を除いては、元気にしている可能性の方が高い場合があるという事。
だって、こちらが思う以上に、猫は住むところや食べ物を見つけるのが上手なんですもの。
うちの庭猫さんだった子だって、4か月の間どこでご飯を食べていたのかまったくわからないのに、戻って来た時も丸々太ってましたからねぇ(^^;)
あれだけ名前を呼び続けていたのに、影も形も無かったのに・・・って。
そういう意味でも、希望はまだまだ全然あるのです。
反対に、確実に亡くなった事を確認した場合・・・希望を無くした場合。
それは「奇跡が起こってほしい、もっと生きて欲しい」という一縷の望みが絶たれる瞬間に立ち会う事です。
サンディを腕の中で亡くした瞬間がそうでした。
それはもう何をどう願っても、覆らない真実なのです。
幸せに共に暮らした時間を振り返って感謝をしても、そこから先の希望はすべて失われてしまう。
そこから心を整理して、自らまた前へ進むには結構な時間が必要です。
それでも、ちゃんと見送れた方がいいとは思うんですけどね。
佐助の時もそうでしたし。
ああ、彼の場合は体調不良があったので、単なる姿くらましじゃありませんでしたから。
何をどう考えるか、どっちの考え方を自分で選択するかで、気の持ちようも変わってきますけど、それはもう、個人個人の問題で・・・。
ただ、私個人は、サンディを亡くした後からは、姿が見えなくなった=亡くなってしまったと言う風に、以前のように悪い方へ結びつけてしまわないようになってきました、徐々にですが。
だって、本当にわからないんですから。
多分・・・そう考えがちになるのを、自分で防御しようとしているのかもしれませんけど。
自己防衛?精神的苦痛とか疲労とか、出来るだけ抱えたくないという思いがどこかに働くのかもしれません。
希望を絶たれるのは、自分が看取る時だけで十分。
それ以外は、きっと元気にしているはずだと信じる方が、本当に良い事が舞い込む気もします。
さっきも白田君、食べに来ましたが、「あんた、どこで寝泊りしてるの?風邪だけはひきなさんなよ。」と言いました。
猫社長さんの所の男の子ちゃんも、きっと元気にしているはず!
そういうお話をすると、
「僕も家内も、もっと気長に待ち続ける事にしますわ」と仰って、マンションの中に入っていかれました。
☆8.1に恐々・・・
昨年夏、今のパソコンの調子がえらく悪かったので、Windows7が売られてる間に新調した方がいいかも・・・と、ヨドバシに行きました。
夫が、古い古いXPを使っていたのにぶっ壊れてどうしようもなくなり、新調したパソコンがVistaも7もすっ飛ばしていきなり8.1になったせいか、使い方が判り辛く、四苦八苦しているのを横目で見ていたからです。
いや~私よりパソコンに詳しい筈の夫が音を上げるなんて、8.1はかなり手こずるんだろう~そんなの困るわ~私はまだ7を使いたい!今のうちに買っておこう!という目論みでした。
夫が「まだヨドバシに有ったはずだよ、見た覚えがある」と言ったのも手伝って、行ってきたのですけど、ほとんど無いではないですか!
どこを見ても、8.1バージョン。。。
うげ・・・使いこなせないかもしれない、使えるようになるまでに疲れ切ってしまうかもしれないパソコンに嫌でも買い換えねばならない時代を迎えてしまうのか・・・と。
でも、しょうがありません。使用中のパソコンがイカれてしまったら困りますもの。
で、しぶしぶ・・・・買ったのでした。
しかし、7月に買っておきながら、箱を開けたのは3日前(笑)
どうにもこうにも気が乗らず・・・ネットで見ても8.1の悪評の凄い事ったらなかったので、重い腰が上がらなかったのです。
だけど、そろそろ使えるようにしないと、まずいよなぁ~と。
やっとこさっとこ3日前に箱を開け、立ち上げ作業スタート。
しかし、思ったより難しくなく(@@)
ネットで読んだ悪評や、夫が困惑していた「このタイル画面からいつものデスクトップに行くのがわからん、メールが読めない」等々の問題はまったくなく、タイル画面に「デスクトップ」も最初からピン止めされていて、そこを押すと、見慣れた光景が繰り広げられ。
あら?今のところ、使いにくい事は何もないじゃありませんか(笑)
多分、夫が買った時より、その悪評に対してメーカーが改善したものを出しているのかも。
私が買ったのはそういう物だったのかも。
使わない余計なお世話機能もますますてんこ盛りではありますが(笑)
とりあえず、何とか使えそうな事は解ったので、古いパソコンがまだ生きている間に、徐々にマスターしていけるかな。
しかしまあ・・・進化しすぎも、どうなんだかなあ・・・とは思いますけどね(^^;)
☆迷いインコが・・・
この記事を書いた直後、ネットでニュースを読んでいたら、迷いインコが4年ぶりに飼い主と再会という記事を読みました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150120-00209914-hokkoku-l17
こんなこともあるんですね!
鳥だから同じインコかどうか見分けつくの?って、知らない人が見たらそう思うかもしれませんが、わかるものはわかるんですよね。
3年間は温泉施設に迷い込んで、番頭インコとして活躍してたそうですが、その前の1年間はどこでどうしていたのか誰も知らず。
でも生きていた!
このお話は、とても希望溢れるお話だと思います。
ちなみに、そのインコさん、とても幸せそうなので、飼い主さんはそのまま温泉施設にお世話を託されたそうです。
何がどう幸せに結びつくのか、どっちがいいのか?色々葛藤もありましたでしょうが、生きていたことそのものがもう幸せということで。良かったですね(^^)
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