若かりし頃のヤムヤム。
今日はヤムヤムの葬儀でした。
朝9時頃、実家の母がやってきて、早々に「ヤムちゃんは?」と言うので、安置してる所を指さすと、覗き窓から一生懸命見ていましたが、中が暗くて見えないので、「開けてもいいんだけど」というと、箱を開けてヤムヤムを暫く撫でていましたよ。
出発前に綺麗な花を沢山入れ替えて、好きだったモンプチのおやつカリカリも少しティッシュに包んでおきました。
タクシーさん、予定通りに到着。
家を出る時、母が「ヤムちゃん、バイバイ」と言って見送ってくれました。
で、少し早めに着きましたが、葬儀開始です。
これまでと少し違って、愛護協会さんのやり方も若干バージョンアップ?
以前は本当に飾り気がなくて、お花も少ししか一緒に火葬できなかったりでしたが、今回は電話で聞いていた通り、箱いっぱいに入れたお花も全部OK、カリカリもOK!
これまでの子達の中で、一番豪華で美しい葬儀をしてあげることができました。
となるとね・・・以前の子達が侘しく思えてきちゃうんだけど~~。
火葬中も部屋の前に「葬儀中」という立札が立てられました。
これも以前はなかった事。
待合で待つ間に、骨壺を選び、覆いもあんずとチャチャと御揃いの金糸の物にしました。
骨壺は中サイズです。
これで入りきる子もいれば、入りきらない子もいるんですが、ダメだったら追加でもう1つ小さいのを買うつもりでした。
火葬時間はおよそ50分弱。
いつもあっという間ですね。。。
お骨上げの時間となり、いつものように骨壺に全部入れて持って帰るぞ!と思って、せっせと入れていたのですが、ん~どう考えても入らない。
中サイズだけじゃあかん・・・と思って、小サイズも追加購入です。
さて、骨壺に納めるのは何とかギリギリ入ったのですが、記憶に残るエピソードをここでヤムヤムがプレゼントしてくれました。
ただ1本の骨だけが・・・
夫が言うには「多分大腿骨あたりじゃないのか?」とのことなのですが、沢山あるお骨の中のこの1本だけが・・・
どうやっても・・・何をやっても・・・頑張っても・・・力んでも・・・
割れませーーーーんっ!!
骨壺に入れるには、長いままでは入らないので、ある程度割って入れますよね。
それが、どうしたことか、この1本だけがどうしても割れないのです。
他の骨は、お箸でカンカンと突くと2つに割れてくれるのですが、この1本だけどうやってもダメ。
格闘するも疲れてきて、夫にバトンタッチ。
しかし、夫も「ん・・・割れへんなあ・・・」
見かねた係の人が「この上でやってみたらどうですか?」と、お箸を置くお盆を差し出してくれました。
火葬は柔らかい厚手のフェルトのような生地に亡骸を乗せて行うので、そのままその生地の上でやっても、力がうまく伝わらないのだろう~ってことのようですが。
そちらは夫に任せ、私は残った小さな骨も全部掻き集めて骨壺へ納めておりました。
だけど、後で夫に尋ねると「それでも割れなかったので、結局自分の手で割った」と。
ど、どんだけ硬いんや~~い!婆ちゃんの骨!
こんな事、初めてでした。
あの丈夫な1本は、きっとヤムヤムの強さを物語る骨なのでしょうね。
ワンコさん用の大きな骨壺だったら、割らずに入ったのでしょうが、それはさすがに安置する場所がないので、仕方ありません。
そんなこんなで、「さすが、鬼のようにミルクを飲んでいただけあるなあ」と妙な感心をしながら、斎場を後にしたのでした。
タクシーで到着した様子を見られていたのか、斎場の方が「タクシーを手配しましょうか」と言ってくださったので、お願いしました。
行きは普通の道で行きましたが、帰りは高速に乗ってもらいました。
思いのほか、早く帰宅出来、少し休んで納税業務。
10月1日が納付期限だったのを忘れていたのです。危ない危ない。
帰宅後、暫くして、くおんさんからお花が届きました。

ヤムヤムの事を見守ってくださって、本当にありがとうございました。
早速、傍に飾らせて頂いております。
その後、ピエールさんからもお花を頂戴しました。

ほんとにいつもすみません、ありがとうございます。
お二方からのお花と病院からもらったお花を少し頂いて、メモリアルキャビネットにも飾らせて頂きました。
ヤムヤムがここに入るのはもう少し先ですが、これで本当に茶団子3兄妹は旅立ったのだなと、今凄く実感しています。
猫生活25年目。
最初にサンディを保護し、次にチョボを保護し。
当時は家の中に2にゃんだけ。
今、その頃に戻ったわけです。
庭猫家族は、チーちゃんが居なくなってしまったので3にゃんだけ。
なんとお世話の手応えが無くなった事か。
これまで、朝、夕とご飯時は忙しく、家の子達も治療や看病で忙しく、今、物凄く暇になっている事が変な気分です。
しかし、みんにゃが無事で、私が暇なら言う事ありませんよね。
こういう時間がもっと長く続きますようにと、思う次第です。
本当に皆様、ありがとうございました!
さて・・・。
やっぱり来そうだな、24号。
21号で被災したのに、またかよ・・・。
どうにか前回より被害がないようにと祈るしかありません。
皆様もどうぞお気を付けください。
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貧血だったヤム婆ちゃん。
肉球の色が綺麗なピンク色に戻りました。
良かったね。
点滴をやめた後、あのプハーっというのはまったく起こらなくなりました。
多分、余分な水分を出すのに苦労してしまったのでしょうかね。
以後、静かに水分を出し続けています。
今日からはまったく自転車漕ぎの動きもなくなりました。
目も少々落ちくぼんできました。
涙が多いので、四六時中拭いてあげてます。
目ヤニが固まって開かなくなってしまうので。
呼吸はとても安定しています。
ゆったりしたペースで、それほど浅くもありません。
体の負担がなくなってきたという事でしょうか。
色々頑張ってしまったのを取り除くことで、かえって楽になっているんだとしたら、治療期間をどこで終わるかというのは、本当に考え物です。
今日も婆ちゃんは、静かに静かに過ごしています。
何だか見守っているこちらも、気持ちが少し安定してきた気がしています。
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今日は何とか雨も上がりそうな予報。
少し薄日が差してきました。
昨日のヤム婆ちゃんの写真は午後3時台のもので、プハーっが終わって少し気分が落ち着いた時のものですが、この写真は更に2時間後の様子。
随分おめめがくりくりして、表情も柔らかい。
ちょっと目ヤニが残ってるのは・・・ごめんね、取ってあげればよかったね。
ヤム婆ちゃんの表情は、見ていると3つに分かれているように思います。
もう亡くなってしまったと誤解してもおかしくない表情。
これは見送った経験のある方でも、必ず誤解するほどの顔です・・・。
もしかして、仮死状態になってるのでは?と思えるくらいです。
呼吸している動きがほんとに僅かなので、ほんとにそんなことになってるのかなあ・・・
その時は体も酷く冷たく、特に顔は硬くなっています。
そして、少し落ち着いた時の顔。
更に気分は全然悪くないよってな顔。
あまりにギャップがあり過ぎて、それが交互に現れるため、最初はオロオロし通しでした。
ご飯を中止して3日が過ぎました。
ヤム婆ちゃん、今日も漕いでます。
が、かなり動きは弱いです。
あと、おしっこはもうあまり出ていません。
シーツにもオムツにも殆ど形跡無し。
その代わり、目から涙が少し出ていました。
今日はヤムとどんな話をしようかな。
ゆっくりと時間を取りたいと思います。
病院に電話して先生に状況をお話しようと思いましたが、これはお話しても何かが変わるわけでもないので、お仕事のお邪魔をしないよう、電話はしないことにしました。
晴れてきました。
過ごしやすい気温だといいね。
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今現在のヤムヤムです。
一昨日の写真から比べると、本当に小さくなってしまいました。
まるでチャチャのようですね。
丸顔で目もクリクリっとしていたヤム婆ちゃん。3日も経たない内に生後7~8カ月かと思うほど小さくなりました。
寝たきりになってからこちら、もうダメかと思う場面が何度もありました。
自転車を漕ぐかのような動作はずっと続いていたのですが、昨晩、それが止まった後、呼吸がとても小さく浅く、間隔が広くなりました。
もう召されるのかもしれないと思い、夫と2人で付き添っていましたが、お腹辺りで浅く小さな筋肉の動きを繰り返した後、口から息をプハーっと吐きだす行動が出てきました。
その行動も3~40秒に一回というペース。
これはもうお迎えが来たに違いないと、私も思って、一杯ヤムヤムに話しかけました。
しかし、情けないことに1日半ほど睡眠が取れてなかったせいもあって、話しかけながら寝てしまった・・・。
目が覚めた時、「あ!」と思って婆ちゃんを見たら、まだ大丈夫でした・・・。
夫の話だと、あの後、再び自転車漕ぎの動きが始まったらしいです。
・・・どういうこと?
何が何だかわかんない状況なんですが、その時、ヤムヤムの下に敷いていた人間用のオムツ(パットが大きいので)をめくったら、下までなぜか濡れていて、毛も濡れていたそうです。
オムツなのに何でそんなことになったんだろう?
と思ったのですけど、とりあえず、婆ちゃんは瀕死に見えるあの状況から脱し、再び歩きだしたそうで。
今朝は様子を見て点滴を少しだけしようかどうしようか・・・と思ったのですが、やめました。
超高齢で認知症で寝たきりの腎不全患者。
本来なら、少しでも腎臓保護のために点滴をした方がいいと思うのですが、ヤムヤムの場合はどうなんだろう?と迷いが出ました。
寝たきりになって2回ほど量を減らしてやってはいますが、今朝はなぜか迷いがあって。
猫は枯れ枝のようになって亡くなる生き物というのを読みました。
あと、体がいつまでも働くような状況を作ることは、負担を増やすことになって辛くなるというのも読みました。
どのケースが当てはまって、どのケースが当てはまらないのかわかりませんけど、今回の場合、寝たきりのお年寄りには前者ではないのか?という気がしてきまして。
多分、院長先生に相談すると、腎臓の為には少しだけでも続けてあげた方がいい・・・と言われると思います。あんずの時もそうでした。
あんずはちゃんと自分で最期までおしっこを出していましたけど。
ヤムヤムの場合は更に高齢で、あんずの時と同じようにしていいのかどうか。
なので、自己判断ですが、点滴をやめたのです。
で、今日も足を動かし続けていた婆ちゃんですが、午後からまたあの、浅く小さな呼吸が始まりました。
ああ、今回こそ危ない・・・と思って、2人で見守っていました。
時々、ヤムの下に敷いたペット用シーツを確認したんですが、いつの間にやら濡れていました。
よくよく観察していると、お腹周りの筋肉が小さく収縮した後、プハーっと息を吐きだすことが排尿に繋がっているようだ。。。
という事が解ったんです。
つまり、婆ちゃん、おしっこを出すのに力を入れないと出ないんだろうか?って事ですね。
少しずつ、少しずつ、長い時間を掛けておしっこを出しました。
こうなると、点滴をしないことの方が正解だと思えてきます。
こんな体力を使うことをしなきゃいけなくなってたとしたら、ヤムにとってはしんどいだけ。
点滴を続ければ、同じ事を繰り返すことになりますもんね。
で、落ち着いたヤム婆ちゃんは、その後ずっと比較的落ち着いた呼吸をして、寝ています。
写真はその時のもの。
話しかけると、目と耳を動かしてくれたんです。
それまでは、もう既に亡くなったと勘違いしてもおかしくない顔になってました。
目を開けて瞬きをしたり、どこかをじっと見てみたり(実際は見えてない)なんてのはまったく無かったもんで。
しかし、変わっていくヤム婆ちゃんだけど、それは受け入れなきゃしょうがない。
以前の元気さを取り戻すためになんて、もう出来ません。
ただ、今必要な事は何かということをちゃんと考えてあげればいいんだなと思います。
それにしても・・・内心・・・びっくりしました。
こんな小さくなっても、底力あるんだなと。
ただ、ご飯も点滴もやめたことで、この先はもうわかりきったことが待っています。
どうか静かで穏やかで優しい時間が訪れてくれるよう、願うだけです。
え・・・
まったく力がなかったのに、また少し漕ぎだした・・・
この力はどこから生まれてくるのだろう。
もう体温も低くなっているのに・・・。
見ていて切なくはなるけれど、この強さには脱帽です。
時間一杯、ヤムヤムの猫生を生きてほしいです。
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