よく頑張ったね。

お友達のピエールさん(猫息子はピエール。:リンクにあります)のみゃあこちゃんが今日未明に亡くなった。
みゃあこちゃんは元々お外暮らしの猫ちゃん。
でも、ピエールさん家にはなぜかとても馴染んでいて、
今は亡きぷりんさんや私は、「みゃあこちゃんを家の中で面倒みたい・・・」というピエールさんの相談に乗った事があった。
ピエールさんには、闘病中のピエール坊やがおり、みゃあこちゃんとの折り合い等々考えると難しい・・・という事だったけど、少しずつ時間をかけて、みゃあこちゃんはピエール家の一員となったのだった。
みゃあこちゃんの年齢は推定でも15歳近いのでは?というお話を以前聞いた記憶がある。
間違っていたらごめんなさい。
でも、決して若くないとのことだったので、寒い冬を老齢の猫ちゃんがお外で暮らさなくてすむようになったことは、とても嬉しく思ったものだった。
ピエール坊やのご飯を横取りしたりと、元気一杯なみゃあこちゃんだったけど・・・。
昨年の夏頃から少し体調を崩しだし、秋は検査で悪性のリンパ腫が見つかり。。。
そこから闘病が始まった。
もともと口内炎がきつく出ていたりして、その辺の治療はされていたのだけど。
私もリンパ腫と聞いて、サンディの事を思いだした。
サンディも普通の検査に行っただけなのに、腎臓原発のリンパ腫と言われた。
癌の宣告を受けるのは、相手が人間の家族であろうと、猫であろうと、その衝撃は計り知れない。
みゃあこちゃんは、それでも術後も食欲は旺盛だった。
術後の事もあり、食べやすいフードを私も探していくつか送らせてもらった。
そんな日々を送り続けてきたみゃあこちゃんだったけど、今日の午前2時8分。
限りある命を懸命に生き、猫生を全うさせて、天に召されていった。
少しずつ弱ってきているという話をお聞きする度、辛かった。
それでも、介護するピエールさんの懸命な姿。
生きようとする意志が強く感じられるみゃあこちゃんの頑張り。
決して延命でもなんでもなく、
ただただ、みゃあこちゃんが自然に生きることを手伝うだけの介護。
時が来るまで。。。
みゃあこちゃんの時が来るまで。。。
特別な事をするわけではなく、ただみゃあこちゃんが望むように。
最期の日より数日前、みゃあこちゃんは久々に以前のみゃあこちゃんのような様子を見せてくれたそう。
きっとそれは、感謝だったのだと思う。
納得のいく「猫生」を全うするために手助けしてくれたピエールさんへの。
人が勝手に見切りをつけるのではなく、みゃあこちゃんが「まだ生きる」というその声を受け止めて、最後まで望むようにさせてあげた事に対しての感謝だと思う。
色々な考え方も判断もあるけど、それは当人同士にしか決められない事。
みゃあこちゃんが最後にピエールさんへお礼を言う機会を奪われなかった事は、悲しいながらも良かったと思うのが正直な気持ちだ。
そして、そんな風に猫生を終えられたみゃあこちゃんは幸せだったと思う。
本当にお疲れ様でした。よく頑張ったね。
介護されたピエールさん。
受け入れてくれた先住猫のピエール坊や。
懸命に治療にあたってくださった先生。
みゃあこちゃんは沢山の宝物を持って天国に行ったね。
そして、みゃあこちゃんが遺してくれた大切なものもいっぱい。
みゃあこちゃん、大切なことを教えてくれてありがとう。
これからはゆっくりしてね。
本当にお疲れ様でした。


庭の雪柳も満開になった。
天国でも花盛りなんだろうな。
今回に限らず、これまでお友達になった方の大切な家族。
うちの子達。
私達より先に逝ってしまった子達も、きっと今頃天国の春を楽しんでるんだろう。
介護は疲れる。想像を絶するほど疲れる。
肉体的にも精神的にも。
だから、今現在、介護中の方もどうぞご自愛ください。
そして、ピエールさん。本当にお疲れ様でした。
みゃあこちゃんのご冥福を心よりお祈りします。
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