ねこものがたり♪グレ&ライス&リオ+おたべの話。


今以上に増えることは無いだろうということで・・・
もし増えたら???
いやいや、もう無理だから(笑)
上の写真は隠居時代のアナログテレビに乗るグレ・ライス・リオ。
このテレビはまだ猫座敷で使っています。そろそろ買い換えねばね。
グレ達の保護日記は、「旧ねこものがたり♪」の2006年6月の記事に纏めなおしています。
長い記事なので、ここで改めて書くことは致しません。
2005年6月に、農業倉庫で村の人に母猫と共に発見され、
全部で6匹の兄弟であることがわかり、
一週間通い詰めて全員保護したのでした。
そのうちの3匹が、今ここにいるグレ達です。
母猫と残りの2匹は義弟の家で暮らしています。
保護した時は生後2ヶ月ほどでしょうかね。
病院で、およその誕生日を決めてもらいました。
4月10日生まれになりました。

保護して数日後かな。グレが一番慣れるのが早く、
玩具にもよく反応をしめしていました。
毎日1匹ずつの割合で兄弟達が倉庫から保護されてやって来た時は、
グレが落ち着かず不安がる兄弟を舐めてやっていました。
すると、パニックになっていた子達も、自分の兄弟がいるって気づいてくれたんです。
母猫を保護できたのは最終日だったので、
それまでの1週間、子猫達だけだったから、とても不安だったろうと思います。

保護した年の冬です。
ケージの上のハンモック(勝手にハンモックにしてくれちゃった)にいるグレ。
ここにはライスと乗ることもよくありました。
当時はまだまだ体重が軽かったから出来たことですね。
今だったら・・・シーツがすぐに外れてしまったと思います。はい、重くて!
オープンな性格は仔猫の頃から変わらず、
見ず知らずの人と会っても、一番最初に寄って行く人懐こさがあります。
取引先の社長さんと会った時には、
社長さんのカバンの中に入ろうとしていました(笑)

この怖い顔はライスです。
今のライスの顔と印象が違いませんか?
今もそれなりに可愛いとは思いますが、
この子猫時代の顔を見ると、もう少し別の顔に成長したんじゃ?と思うこともあります。
でも、目元はやっぱりライスですよね。
とにかく慣れない、懐かない。
保護してからも毎日怒り倒してました。
カ~~~!の威嚇が物凄かったのです。
大の大人の私でさえ、怖く感じました。
これ、絶対無理だな・・・懐いてくれないなとさえ思ったものです。
今ですか?もうベタベタしに来ますよ。
5歳を過ぎた頃から、ものすごく性格が変わりました。
それまで徐々に・・・だったのが、今は傍に行かないと怒ります(笑)

もともとシーツをハンモックとして使い始めたのはグレです。
それをライスが見つけて、便乗!という感じだったのです。
ここには必ず毎日乗っかって楽しんでいました。
まさか、こういう風に使われるとは思っていなかった風除けのシーツ。
シーツを止めている洗濯バサミで歯を磨くのが日課でしたね(^^)

これがリオです。
リオは兄弟の中で一番臆病でした。
なので、色々考えた結果、最後まで母猫と一緒にいさせておいて、
最終日に両方とも保護・・・という計画にしたのでした。
なにせ臆病すぎて、全然餌に釣られて出て来ない。
いいところまで来るのに、すぐに人の気配を感じて逃げ隠れてしまう。
母猫も、最後に残った子供なので、傍について離れなかったのです。
何とか一緒に・・・と思って試行錯誤しましたが、
結局、母猫はケージに、リオはキャリーケースに入れることが出来て、
大急ぎでグレ達の元へ運んだのでした。
これで全員揃った!と、あの時は本当にほっとしました。
母猫+子猫6匹の行き先は、とりあえず何とかしなきゃ・・・と思いましたが。
里親探しもしたのですけどね。
ろくでもなさそうな親子が1組名乗りをあげただけで、
あとはまったく手ごたえなし。
そのうち。。。いつものように情がすっかり移った私は、
グレとライス、リオを引き取ることにしたのでした。
保護した頃から2年近くは、会社の旧事務所で生活させていました。
そこに毎日通って世話をして・・・
大変だったなぁと思うけど、とても楽しかったですね。
そうそう、リオの尻尾は、サン・チョボ家でかつて無いほどの短さです。
その短い尻尾を一生懸命毛繕いする動画がありますので、アップしておきますね。

ブログに登場することは無い子です。
亡くなった前後に記事が少しあるだけ。
グレ達の妹で「おたべ」と言います。女の子です。
保護して数日後、体調が悪くなり、検査も受け、結局手術が必要になりました。
でもダメだったのです。
保護した時から容姿が他の子達と少し違っていました。
尻尾の先の毛が毟ったようになっている。
それから、足の指が足らない・・・。目も悪い・・・。
検査の結果、障害を持っていることが分かったのです。
病院で亡くなったのですが、生まれて2ヶ月少しで母猫と別れなければならなかったおたべ。
これもまた、あまりに短い一生でした。とても不憫です。
その頃、おたべの生活をどうするか考えていたこともあって、
やはり亡くなっても数日一緒に居たのだからうちの子には間違いないわけだし、
きちんと愛護協会でお葬式を出しました。
戻ってきて安置したら、グレがそこに入り込んでしまった、その時の写真です。
おたべ。グレ達は元気でやんちゃで暮らしているよ。だから安心してね。
ところで、旧事務所は古くて環境が良くありませんでした。
床がとても冷えて底冷えが激しいのと、
古い建物なので、隙間風が入る。全体に気密性なんてなし!の部屋なのです。
冬に近くなってきた頃、さて、暖房をどうしたらいいのだろう?と悩みました。
日中はエアコンを入れていたのですが、
夜もずっと・・・となると、すごいことになります。
その頃は、夜はケージにちゃんと入って寝てくれるように躾けていたので、
コタツに入って寝れば?というのは出来ませんでした。
事務所は夜はグレ達だけになってしまうので、
そこで何かがあっても対処できない。
安全確保のためにも、人が居ない夜はケージに入ってもらおうと。
話によれば、オイルヒーターの方が光熱費が安い?らしいとのことで、
それを信じて、義弟の家から1台借りて使うことにしたのです。
ところがですね。
部屋の気密性が悪いので、最強にしても全然暖かくなっていなかった。
朝、事務所に行ってみると、部屋は冷たいまんまでした。
ああ、これは寒かったね、ごめんね。ダメだなこりゃ。
しかし、エアコンを春が来るまで毎日ずっと付けっぱなしは出来ません。
無い知恵を絞った結果・・・
熱効率が悪いのなら、良くするしかないと思いました。
それは、暖める範囲を狭くするという作戦でした。
部屋全体を暖めようとするから無理があるのだと。
よって夫に話して作って貰ったのが、コレです。

昔の記事に載せた写真なので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが。。。
ピンクのケージにグレ達が入っています。
その前にオイルヒーターを置きました。
ケージの周囲は、ホームセンターで買ってきたパイプを組み合わせて枠にしました。
その枠に、シーツを張り巡らせたのです。
上の写真でハンモック状態になっていたのは、このてっぺん部分のシーツです。
要するに、シーツの中だけが暖まればいいってことで。
そうすると、最強の目盛りで作動させていたオイルヒーター、
省エネモードで弱の目盛りで十分だと分かりました。
ああ、我ながらなかなかのアイディアだ・・・(笑)

眠る時はこうやってシーツを被せ、上には毛布をかけました。
中に手を入れると、ほんわかと暖かく、
私もここなら一緒に一晩過ごせそうと思いました。
この作戦で、光熱費節約、グレ達もポカポカ安眠の冬の夜を過ごせたのです。
まあね・・・毎日シーツをハンモックにされてぐちゃぐちゃになるので、
それを夜手直しするのが、ちょいと面倒でしたが(笑)
もう今はまったく必要がないこの作戦。
この時の、このパイプの枠は、洗濯物干しとして活用しております。
それから、エアコンとオイルヒーター、結局どっちが電気代安いのか、
今もってわからないままです。
どっちなんでしょうね?
グレ達も4月が来れば、もう6歳です。
あの時のすったもんだから6年かぁ。
小さかった彼らも、今は小太りになりました(笑)
あ、リオとライスに関しては、多少は軽くなったかも!
抱っこしてそう思いました。
なぜなら、先生からやっぱりダイエットを・・・と言われたからです。
少しはした方がいいなと思ってましたけど、
それを機に、ダイエット食に切り替えたので御座います。
そうねぇ。300グラム減ってくれたら良いかな。
太ると見た目はコロコロして可愛いですけど、
糖尿病になるし、検査の際、脂肪が邪魔をして触診が正しく出来ないという点が嫌ですね。
見た目より健康第一!ま、当たり前ですね。
これをもちまして、サン・チョボ家の歴史は終わります。
2代目たまの存在があったから、サンディ達が生まれ、
血の繋がりのある子達で一家を作っていたところへ、
保護したあんず達が加わり、野良のくーちゃんも参加して、
とても賑やかな一家になったのでした。
サンディが亡くなったことにより、本来のサン・チョボ一家は一つの時代を終えましたが、
今や立派?な兄貴分になったあんず。
後輩に舐められてたまるかと、意気軒昂のヤムヤム。
相変わらず一番赤ちゃんっぽいままの可愛いチャチャ。
物怖じせず、あんずに負けじと、夫のマッサージを要求する元気一杯グレ。
神経質だったけど、私にはとても甘えるようになったライスに、
ヤムヤムさえ恐れおののくほどの迫力を備えたリオ。
この6匹が今後のサン・チョボ家を盛り立ててくれると思っています。
だから、みんな長生きしてくださいにゃ。
長らく読んでくださってありがとうございました。
スポンサーサイト