予期せぬ病気。

(2009年12月撮影)
今日、あまりにも辛いことが起こりました。
午前中早目に仕事を終えたので、3ヶ月遅れているサンディのワクチン接種と、
定期的に行っている血液検査のため、病院に行きました。
何もなければワクチンを・・・と先生とお話して、
血液を採取し、結果が出るまでの間触診をしていただいていたのですが、
先生の顔が怪訝な表情に変わりました。
腎臓の辺りに何か異様なものを感じる。
そこで、気になるのでエコー検査をしてもらいました。
サンディの腎臓は、普通の猫よりはるかに大きくなっていました。
今まで腎臓の数値は正常値をはみ出たことがありませんでした。
血液検査は、肝臓の数値が高かったため、そのチェックをする必要があって続けてきたのです。
腎臓・・・腎不全・・・高齢の猫にはかなりの確率で起こる病気です。
しかし、実は腎臓が大きくなる原因は、癌の場合もあるのです。
そこで、かなり悩んだのですが、組織を採って検査をしてもらうことにしました。
腎臓に針を刺して採取し検査するのだそうです。
もし、ちゃんと針をさせなかったら危ないので、万一の時には麻酔が居るとの事。
とにかく、何が原因かは知らなければいけないと思い、検査をお願いして家に帰りました。
夕方お電話して検査が無事済んだこと、麻酔は必要なく出来たことをお聞きしました。
そして、夜の診察時間に迎えに行って来たのですが・・・。
猫には珍しいらしいリンパ癌の可能性が非常に高いと言われました。
まだ全部のチェックが終わったわけではないそうですが、
今の段階で、それを裏付ける所見がいろいろ見つかったそうです。
予後が良くないので、急激に悪化することもある。
抗がん剤治療になっていくが、効果が見られるリンパ癌と、そうでないものがある。
サンディはここ3日ほど、あまりご飯を食べませんでした。
そのせいもあって、体重が少し減ってはいたのですが、
癌になってるなんて、どこをどう見たら?と首を傾げたくなるくらい、
普通に生活してきたのです。
ほんとに急なことで、まったく信じられませんでした。
16歳は高齢ですし、腎臓に何らかの異常が出てもおかしくないから気をつけておかないとと思ってましたが、
まさか、リンパ癌の疑いを言われるなんて、思ってもみませんでした。
リンパ癌には、いろんな形があるようですが、サンディの場合、もしそうなら「腎型」というものになるのでしょう。
これは家に帰って、動物の医学書でチェックしました。
明日また、先生から最終的な診断結果をお聞きすることになっています。
たとえそう診断が下っても、抗がん剤でコントロール出来て、
出来るだけ楽しく過ごせるようであってほしいです。
サンディは、20歳までは生きて、旅立つのは老衰で。
私はそう決めているのです。
このまま病気で駄目になっていくなんて考えたくもありません。
抗がん剤が効かなかったら・・・何も手立てがなくなったら・・・
その時のことも考えておかねばならないでしょうが・・・。
4月に佐助を亡くしたばかりの私に、今回のことはあまりにも辛すぎます。
何をしてやればいいのか。何が出来るのか。
特にサンディは私の相棒。私と一心同体。それくらいの存在です。
だから、きっと癌であってもコントロールしてくれる。
その力があるはず。運を持っているはず。
そう信じて一緒に闘っていくしかないのでしょうね。
食事は腎臓の負担を下げるために、腎臓用の療法食に切り替えてみることにしました。
今日は朝から夜まで点滴をされたり、レントゲン、腎臓からの組織採取などで疲れたのでしょう。
帰宅してから、カリカリを少しつまんだだけで寝ています。
これからは、仕事と買出し以外、家を空けないようにしたい。そう思っています。
婦人会の用事を言われているのですが、もう脱会しても構いません。
お手伝いに借り出される時間が惜しいのです。
何を言われてもいいし、理解してもらわなくても構わない。
私にとっては大切な時間を、他で取られたくありません。
もともと名前だけという条件で入っているのですから。
私の心身が大変不調だと、夫から言ってもらうことも考えています。
正直、心療内科に通いたいくらい実は色々ありすぎて参っています。
その心身の均衡を、精神の安定をはかるために弾いているショパンも、
もう弾けないかもしれません。
今朝も、朝起きてすぐに庭に散歩に行ったサンディです。
癌を抱えているなんて見えません。
何かの間違いであってほしいのです。
でも、腎臓の数値がほんの少しですが、高くなってきてるのは事実。
これが今後、どういうペースで上がっていくか、気をつけなければなりません。
多分1週間後にも、また採血して検査することになると思われます。
たった一つだけ良かったことは、肝臓の数値がまったくの正常値になっていたことでした。
これまで100台半ばを行ったりきたりで、
これ以上変化は見られないだろうから、サプリメントも食事療法もせず、
普通に生活して様子を見てもいいかもしれないといわれ、それから10ヶ月ほどたちますが、
変化が見られないどころか、完全なる正常値になっていたのです。
肝臓だけでも良くなって良かった。そう思いました。
さあ、サンディ。おかあちゃんと一緒に闘って行こうね。
そして、出来うる限り楽しく暮らして行こうね!!